独特の硬質な素材感と、使用することで輝きを増すツヤ感から、「キングオブレザー」、「革のダイヤモンド」と称されています。キメが細かく、非常になめらかでしっとりとした質感が特徴です。1頭から採れるコードバンの量はごくわずかであり、入手困難な素材になると言われ続けています。臀部の分厚い革に守られた厚さ2mm程度のコードバン繊維を、丁寧に裏側から削りだし、手間暇をかけて仕上げられており、採取方法が宝石発掘のようであるとして、革の宝石とも称されています。このコードバンに一手間かけたのがココマイスターのコードバンです。スプレーによりロウを吹き付けることで、オイルの膜を作ります。これを磨いたり使い込むことにより、白いロウが無くなり、深い光沢が生まれてきます。独特の光沢感と重厚な質感はまさに「キングオブレザー」、「革のダイヤモンド」とよばれるにふさわしいものです。
牛革の3倍もあると言われる強度
コードバンは非常に頑丈な皮革であり、牛革の2倍から3倍の強度を持っているといわれています。シミや、汚れ、傷などにも強く、非常に長期にわたって使用し続けることが出来ます。きちんと手入れをすれば一生使っていけます。また、使えば使うほど独特の光沢がでて味わい深くなります。
牛革とは比べものにならない希少性
1頭からの採取量がごくわずかで、馬の生産量も極端に少ない為、入手困難な皮革です。コードバン自体を手に入れるためには、1年以上も前に皮革を予約しなくてはならないほど、希少性の高い素材となっています。
コードバンは使い始めはやや固い革という印象があるかもしれませんが使い込むことでなじんできて、色合いや風合いなどが個性的になっていきます。最初は、表面が白くなっておりますが、コードバンにロウを吹き付けている為に発生する、ココマイスターのコードバン特有の現象です。このロウは、そのまま使用されても問題なく、気になる場合は柔らかい布で表面を優しくさすっていき、革にロウをなじませていきます。ロウが革に馴染めば、独特の光沢感を生み出し、高級感を一際演出します。
普段のお手入れは、乾いたやわらかい布などで、ホコリを落とします。このとき、あまり力を入れてゴシゴシとするのではなく、やさしく何度もなでるようにして拭きとります。